Smeh liya Morocco - スマヒリヤ・モロッコ

モロッコ駐在生活のことを中心に、色んなことを書いてます。

2022-01-01から1年間の記事一覧

ムンバイ旅行記

インドを訪れるのは初めてだった。 なんとなく、カレーと人混みと牛、というイメージだったのだけど・・・まあ、言ってしまえば全くそのとおりだった。でもそれ以上に、やはり現地で感じるエネルギーや雰囲気というのは、いかなきゃわからない。 そんなわけ…

耐久レース

できれば人生の中で、不快な感情は抱きたくないものだ。けれどやはりそれは避けられず、面と向かって乗り越えなければいけなかったり、しばらく落ち込んで動けないのを時間に任せて少しずつ前を向いていったり、コツコツと足に豆を作ってでも険しい山を登っ…

ないものねだり

すっかり一ヶ月ものを書かずに過ごした。 抜け殻のような7月だった。卒業式が終わり、ペルーの大冒険が終わり、続々と友達がコスタリカを去っていく。 オンラインでフィリピンの授業を受けて課題に追われながらも、寂しいだの帰りたいだのという気持ちでい…

ペルー旅行記

それはもう突き抜けるほどの青空。その青空を覆い隠すほど高い、ゴツゴツとした岩山が広がる。 標高4800mあたりを走るバスの中で、延々と続くその壮大すぎる光景と、身体中の筋肉がぴんと伸ばされるような寒さに、ただ言葉を失った。*高校生の時だったか、…

卒業

混ざり合う鳥の声、風の音、紫色の花、ハチドリ、青空、雲、雨と霧、燃えるような夕日。コスタリカの小さな街にある、山上のキャンパスで、未熟ながらも思考しつづけ、発見し、学び、出逢い、別れた。 涙し、笑い、時に怒り、苦しむこともあった。全ての感情…

アートがあるし。

人生の多くの出来事は、ロマンもクソもないありきたりな繰り返しなのかもしれない。そういう、同じような日常に異なった景色を見出すことは、 アートが得意とすることなのかもしれないと思って絵を描いた。それはもう欲の溢れた絵。旅に出たい、世界で美しい…

距離が狂わせたものと、与えてくれたもの。

「久々に笑顔を見た。」彼はそう言って、パソコン越しに少し嬉しそうだった。 なんだかやっと、長い長いすれ違いを終えて、心を通わせることができたなあと思う瞬間だった。youtu.be歪んだコミュニケーション年末に突然決まったヨーロッパ旅行からはや数ヶ月…

この日常が当たり前なわけがない。

もしも英語が使えたら、 きっと大人になった私はキャリアウーマンになって、 世界中の人と友達になって、 地球を飛び回りながら楽しく仕事をしていた。 大学時代までの私はそんな夢を見ていた。 ーーそして今の私も、そんな未来の私を想い描いている。#もし…

BLUR (グアテマラ旅行記)

Guatemala City-> Atitlan (Panajachel) Atitlan 3 Maya Villeges Atitlan -> Antigua Hobbitenango& Antigua BLUR Guatemala City-> Atitlan (Panajachel) 当時受講していた授業の最終日、終わった瞬間に家を出て、車に乗って、夕方に空港に着いて、その日…

やさしいオレンジ

流れる時間が、かつて大事にしていた気持ちや日々を過去にしていく。色褪せて乾いて、忘れそうになる。自分は一体なぜここへきたのかを。不確かな明日や一ヶ月後や一年後を見て、「不安だ」と嘆く。そして毎日、今日だけを見つめて、すべきことをこなしてい…

国連平和大学の授業の話2(環境と開発学部:第一学期)

国連平和大学の授業(環境学部)大学院のセメスターはこんな感じなので、今は第二学期真っ最中。 今回は主に第一学期の授業について紹介いたします。9月〜12月: 第一学期←ココ (年末年始休暇) 1月〜 4月: 第二学期 (4月上旬:イースター休暇) 4月〜 6月…

国連平和大学の授業の話1(学部と全員必須科目)

つぶやいてばかりのブログなので、久方ぶりに学校のことを書いてみようと思います。旅行のこと、生活のことを綴っていたせいで、「コスタリカで何してるのこの人?」という印象が強いかと思います。 れっきとした大学院生です。ちゃんと勉強もしてます。ただ…

コスタリカで林間合宿した話。

中学・高校時代に「旅行」や「合宿」というと、無条件に心が踊ったものである。クラスメイトと、普段一緒に過ごさないような場所と時間を共にする。荷造りをして、しおりを読んで、ちょっとしたお菓子やカードゲームを用意して、前日は眠れなくなる。そんな…

呼吸して春。

綺麗が溢れている。授業で訪れた牧場や農家は、火山の麓や山奥にあって、街を見渡せる高台や、息を呑むように静かな水源を見た。 無数の牛が放牧された草原で、真面目に先生の話を聞いているふりをしながら、その美しい風景に心を奪われていた。いつか行った…

グアナカステの木の下で

HOME淹れたての珈琲を手に、バルコニーに出る。 ハチドリの声と、リスが木の上を滑るように走る音。 バイクが坂を登るエンジン音に混ざって、大家さんファミリーの笑い声も響く。 お隣さんが、私にスペイン語で話しかける。聞き慣れない音だけど、少しずつ意…

A HOME IS A PERSON

とある友人は電話で、Where is your home? と尋ねた。 自分の「家」のことかと思って、Osakaだと言った。でも、その人は続けた。 Home is not a house. Some say home is feeling, and I say a home is a person. Homeは家とは違うよ。とある人はHomeを感情…