Smeh liya Morocco - スマヒリヤ・モロッコ

モロッコ駐在生活のことを中心に、色んなことを書いてます。

【つぶやき】100歳まで生きるんだったら

週末って、とても有難いものだなって思う。

4月一日から新しい仕事が始まって、覚えることたくさんの毎日、
朝早く起きて弁当作ってヨガして、日中はパソコンに向かって仕事、仕事、仕事。

夜もいい感じに更けた頃に帰宅し、次の日に備えて早めに眠る。
今は健康第一。免疫力を下げないように朝型の身体にして睡眠もたっぷりとるようにしている。

ただ、それではなかなか平日に自分の時間が取れないことを痛感する。
時間はたっぷりあるような気がするけれど、有限であることには変わりない。

今日は今読んでる『LIFE SHIFT- 100年時代の人生戦略』に沿った感じの内容を
書いていきます〜

book.toyokeizai.net


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4年前に撮影した京都の枝垂れ桜。今年は桜を見ていないな。

バリバリ仕事をしたいお年頃

平日に時間が取れない、と言っても
仕事でたくさんミッションがあるということは、有難いことだなあと思う。

自分のデスクがあって、肩書きがあって、責任があって、チームがあって。
人間関係も、キャリアも、ゼロから少しずつ築いていくこの感覚。
新しい発見と出逢いが毎日あふれている事が楽しくて、
忙しくしていると時間が飛ぶように流れていくことや、帰る時間になった時に心地好い疲労感を抱くこと、
そういう平日のリズムが好きだなって、今のところは思っている。

私は忙しなく動き回るのが好きだ。

毎日出張でもいいと思う。電車に乗って、取引先に会いに行ったり
営業したり、何かのイベントの企画をしたり、チームで会議をして実際の現場見学とか、備品調達に時間を費やすのが
「楽しい」と思う。

何かを創るのが好きで、2019年はベンチャー企業で「ゼロをイチにする」仕事に携わった。
カメルーンの実業家の方々を、日本のビジネスセミナーでアテンドしたり、通訳したり、資料を準備したりした。
ものすごくしんどかったけど、ものすごく楽しかった。これからもあんな仕事がしたいなと思うし、
実際そんな仕事ができるポストばかりが目についている。

「ずーっと忙しく動き回ってたいねん」
ととある友人に言うと、「変わってるなあ」と言われる。
その人は、力を入れたい場所が仕事ではなく学問だからなのかもしれないけれど。私は変わっているのかな?

とにかく、今は「動いてなんぼ」
健康で、体力があって、まだまだ未熟だからこそ、いろんなものを見たい。いろんなところに行きたい。
そう言う年頃なのかもしれないな。

あの頃より、自由になったけれど、あの頃より、考えることも多くなった

これまたとある友人と、今年もう27歳になるんだということを衝撃を持って噛み締めていた。
昔みたいにカラオケオールとか、夜通しのドライブとか、毎週飲み会とかはできなくなった。
翌日仕事だったりするし、もう結婚して子供がいる人も増えてきた。

ちょっと前まで、高校生だった、大学生だったのに・・・。
いつの間にこんなに歳を取ったのだろうか。
お互い変わらないな、と笑い合ったのだけれど、時間は意識していなくても流れていく。

別に、「歳取ったなあ〜」としみじみ実感することは全くないのだけど、
「昔より自由になった気がする」と言うと、友人からは
「そうやけど、いろいろと背負うものも増えたよ」と返ってきた。

社会的な責任。もう保護者に守られる立場ではない。
大人として、一人で、この巨大な世界で行きていく事が義務付けられている。

税金を払い、仕事をこなし、結婚について考え、資金調達に頭を悩ませ、年金の有無を心配し、福利厚生を考慮に入れて転職先を探し、子どもが生まれた後のことを計画し・・・こうして、学生時代はほとんど考えていなかった「自分のこれからの人生について」じっくりゆっくり考える事が当たり前になってきた。

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キャリア形成と結婚は両立できるのか

私は、合格すれば来年大学院に行きたい。

そして環境問題や環境の安全、衛生の勉強をして、
国際協力に携わることのできるポストで働きたい。NGOか、国連か、JICAか、わからないけれど、
その時ビビッとくるところで働いていみたいと思う。

彼は、カメルーン人で、もう付き合って約2年半。
現在コンサルタントとしてキャリアを積み上げながら、
フランス語圏の国や日本の国費留学制度の受験をトライしている。

互いにどこに拠点を置くのか、置きたいのか、
どのように家庭を築いていくのが良いのか、あんまりわかっていない笑

カメルーンの人々は世代こそ変わってきたものの、
まだまだ子沢山な家庭が多い。
結婚をして男性が家計を受け持ち、主婦になる女性も多いイメージだ。

彼も最初のうちは、20代の間に第一子が欲しいと言っていた(それが当たり前な社会で生きてきたから)けれど、
私が上で記したようにまだまだ何かに熱中していたい心持ちなので、「急がない」ことを同意した。

今私たちの中ではっきりしているのは、
互いにどのようなキャリアを形成していきたいのかと言うことだけ。

とにかく、今はお互いにやりたいことに向かって突っ走る。キャリアを創るために。経験を積むために。

突っ走っているうちにどこまでも最果てまで行ってしまわないように(←特に私が)
籍を入れてから大学院に入学してね。と言ってくれている。式も、マイホームもない結婚。
そう言う結婚もアリだなって思っている。

子どもは、どうしようか。
一般的には40歳になるとかなり苦しくなると言われているし、
母の世代では20代前半には結婚、後半には子どもがいる事が当たり前だったイメージだ。

でも、『LIFE SHIFT- 100年時代の人生戦略』によれば、いわゆる「先進国」(『ファクトフルネス』を参照すればレベル4の国に住む10億人)の人々で1990年以降生まれの人々は、平均寿命が90〜100歳になると言うデータが出ているらしく、二人に一人が100歳まで生きる割合だと強調している。

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https://book.toyokeizai.net/life-shift/about/より引用

出産の機能が歳とともに弱まって、子どもを産みにくくなると言う話は聞くけれど、
’93年生まれの自分が100歳まで生きるとした時に、果たしてそれほど急ぐ必要があるのかどうか、
そして自分の人生のキャリアや収入、老後の資金についてもしっかり考えた上で、
子育ての計画をパートナーと立てていかなければならない
なと思う。焦らず、自分たちのペースで。ってのを大切にしたいな。

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仕事をする期間が10年多くなる?

『LIFE SHIFT- 100年時代の人生戦略』によると、老後の資金を貯めるために、
100歳まで生きることとなった場合には70歳、80歳まで働かなければならないとされている・・・。

「終身雇用」が謳われていた世代とは様変わりして、
ずっと一つの職についておくことはむしろ「リスク」となりつつある。

そして世界の環境も大きく変わってきている今、

災害や感染症が引き起こす経済状況の変化に企業が左右されることも、
目下状況が全く改善しないコロナウイルスの感染拡大から明らかになった。

所得が減らされる者、リストラにあう者を巷で耳にするようになって、
「従業員」として「稼ぐ」だけでは十分な備えとは言えないのではないか
という危機感が、少しずつ根付いているように思う。

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自分でお金をローリスク・ローリターンで増やしていく「つみたてNISA」や
カードのポイントを投資に当てられるサービスなども増えてきており、
しっかりと資産運用についてもパートナーと話し合っていく必要があることを痛感している。

日本は特に、「お金を増やす」ことについて無関心すぎるところがあると思う。
私も、これまで投資や起業について学ぶ事がなかったので、
民間企業に入るまで起業家が何をしているのか微塵も知らなかった。
「働く」以外に、お金を増やす方法も、学んだほうがいいなと思ったきっかけだった。

対してカメルーンの人々は、修士号をとった大学院卒業生でさえも就職先がなく、
あっても給料が極端にやすかったり、残業代や福利厚生が全くなかったりと、従業員に対しての措置が曖昧なところがあるらしい。
そのため起業や投資を考えたり、土地を買ってそこにマンションを建てて貸す事で資産運用している人々もよく聞く。

時代が大きく変化している今だからこそ

寿命が伸びると言われており、21世紀に入ってインターネットが勢い良く普及しグローバル化が進み、
5Gの時代ももう直ぐくると言われている。AIが手術をしたり、自動運転が当たり前になる時代はもう直ぐだと言われている。

とある友人は、何百年先には
人間はロボットと同化して、サイボーグみたいになるんじゃないかと言っていた。

とにかく、私が小さかった頃に比べて、随分いろんな変化があったようだ。
きっとこれからも、どんどん変わっていくのだろうな。

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その変化と人間の発展の歴史をじっくり振り返り、
未来を統計で予測できるこの技術にちょっぴり感謝しながら、
明日のこと、一年後のこと、十年後のことを漠然とでも考えて、
ベストな生き方をしたいなと、思う。