Smeh liya Morocco - スマヒリヤ・モロッコ

モロッコ駐在生活のことを中心に、色んなことを書いてます。

【帰国します】ADIEU ! ...MAIS PAS VRAIMENT!

Ça, est-ce que je peux dire "Adieu"?

Non, pas vraiment! En fait, c'est seulement un petit changement dans la vie.
C'est la vie, tu sais. On ne peut pas savoir ce qui se passe lendemain.
Je quitte du Cameroun aujourd'hui mais je suis sûre que je revienderai.

Merci chers amis,
et merci le Cameroun pendant ces 3 ans.

Au revoir mais on reste en contact ;)
A un de ces quatre...


三年、カメルーンのこと考えて生きてた。

ぼんじゅーる、めるしーしか言えなかった協力隊訓練前から
もうずいぶん時が流れたなあ。

私のしてることは、
ちょっとは誰かのためになってるんだろうか?

よくそういう風に問うてみることが何百回もあった。

答えは、外からはあんまり返ってくることがない。
社会は私を評価してくれることがない。


ボランティア時代、さあ授業やってみよう!チームティーチング提案してみよう!
環境クラブつくってみよう!と意気込んでも、一人ではできなかった。
もちろん支えてくれたのは学校の先生たち。

ベテランでプロフェッショナルな方に教えてもらってばかりだった。

私は、ギター片手に歌ったり、絵を描くことくらいしかできなかったから、
環境教育のアイデアをくれたのはいつも環境保護団体のメンバーだった。

一人一人の個性を生かした活動ってすてきだな。と思ったけれど、
それが必ずしもビジネスになることがないということを、
「ボランティア」から「会社員」になって体感した。

ゼロをイチにすることは、想像を絶する難しさ。

存在意義に悩んで泣いた。
思い通りにいかなくて悶々としていた。

必死に自分の引き出しを探しても、ネタがなければ何も出てこない。
もっともっと、頑張らないと…

そうして自分なりに考えていろんなことをしてきた。
出逢いを大切にして、失敗してつまづきながら前へ進んできた。

振り返るたびに、思ったより全然進んでいなくて
疲ればっかりがたまっていく中で、

「ちょっとは休んでいいんだよ。あなたは十分頑張ってるよ」
って言ってくれる家族と世界中で活躍している友達。

三年間これといって、目立った結果を出すことはできなかった。
ここに来ること自体、時期尚早だったのかも。

でも、
ここへ来たこと、全然後悔していない。
むしろめっちゃ楽しかった!

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ボランティア時代の同僚たち、難しい仕事を一緒にたくさんこなしてきた同僚、
近所の行きつけの売店のおじさん、おいしい魚を焼いてくれるおばちゃん、
マルシェで顔を覚えてくれたみんな、仕立て屋さん、バス停のチケット売り…

みんなが言ってくれる魔法の言葉。

帰っちゃうのは悲しいけれど、気を付けてね。
神様のご加護がありますように。

私を守ってくれる素敵な言葉。
みんな笑顔でそう言ってくれるから、私も笑顔でいられるよ。

この景色が、次来るときはどんな風に変わっているのか、
変わっていないのか。楽しみだなあと、思う。

振り返ると、無数の思い出と経験が鮮明に脳裏によみがえってくる。
記憶のかなたに放り込まれていた小さなエピソードさえも、かけがえのないものに思えてくる。

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隊員帰国前にみんなで作ったベーグル


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「教えること」が上手な環境保護団体リーダー

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お隣さんだったところの子。元気かなあ。

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元同僚、ミュージシャン

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いつも歩いていた道

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カメルーンの首都「ヤウンデ」

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同僚と足使って営業してた頃

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朝焼けに染まる山

On est ensemble
「私たちは一緒」:)

さようならを言うのは寂しいけど、
テクノロジーが繋げてくれるし、カメルーンにはきっとまた来ると思うし、
まあ、サバアレ(フランス語で「大丈夫」)でしょ!

ADIEUってフランス語で「さようなら」を強く意味する言葉で
実際挨拶とかではあんまり使わないんだけど、
映画っぽくてこの切ない感じの響きが好きでタイトルにしてみた。

でもカメルーンと訣別してしまうわけじゃなし、
PAS VRAIMENT(実際はそうでもない)と付け足しました(笑)

なんか、寂しさよりも、やり切った感の方が大きい。
すがすがしい気持ちで、飛行機に乗ります✈

また会える日まで!

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