運転免許をとったのは、4年前のこと。
島根県のとある免許合宿で、必死こいてミッションの車を運転し、山道でエンストし、
嫌味なインストラクターにストレスを感じながら、なんとか免許を手に入れた。
それから、時は経ち、アクセルとブレーキがどっちでどっちなのか記憶が朦朧としていたところに
運転をするチャンスがやってきたのです!
「どっか行きたい欲」爆発
イスラエルで7年前に出逢った親友と、このご時世だけど
車で、二人旅で、訪れる場所は主に森林と湖ということで、
思い切ってgo to することに。
彼女とは、思いつきでモロッコを一ヶ月ほぼノープランで旅したり、
焼酎の味を覚えようとに鹿児島県に旅行したり、
たまたま休みのタイミングがあってフィリピンと台湾を駆け抜けたり、
何度となくカメラとリュックを抱えて旅をしてきた。
お互い「どっか行きたい欲」も限界に達していたし、
ちょうど有給が取れたこの素晴らしいタイミングを利用して、
青森県に向かうことにしました。
白神山地、奥入瀬渓流、十和田湖そしてたくさんの温泉と海鮮料理・・・
大自然に包まれることを期待して、あまり知らない東北地方の、足を踏み入れたことのない青森へ!
林檎と、森と、川と。
気温35度の大阪のバス停で汗だくになっていたのだけれど、
青森市について、バスで弘前市に向かう時の昼下がりの気温は確か28度くらいだった。
田んぼの稲が、すでに黄色味を帯びていて、たくさんの林檎畑が道路沿いに延々と続いてる。
弘前でレンタカーして、遅めの昼ごはんに!
煮干しのだしで作られた中華そばはめっちゃあっさりで美味でした!
tabelog.com
その後向かうは蔦温泉。十和田湖をくぐり抜けて長い山道を行く・・・
ハンドルの感覚が戻るのにこの日とても時間がかかったけど、
もしこの機会がなかったら本当に運転しなくなってたと思うので、
「運転していいよ」って言ってくれた勇気ある友達に感謝・・・。
夕暮れの十和田湖を横目に、さらに奥へと進むと
「奥入瀬渓流」が続く山道に入る。
ガタガタな(でも舗装されてる)道を50分くらい走ると、
突然現れたのがこの蔦温泉旅館!
接客も、昔ながらの温泉も、食事も、全てが癒しの空間・・・
青森に行くなら必ず泊まりたい旅館だなと思いました。おすすめです。
そして夜、23度まで下がった外気に涼みながら、
なんとなく空を見上げてみた。
すると、くっきりと頭上には天の川が見え、無数の星が瞬いていて、
あたりはとても静かで、旅館の庭園の池が小さな水面を揺らす音くらいしか聞こえない。
眩しい木漏れ日の下を歩く
翌日はずっと行きたかった白神山地へ。
白神山地は、屋久島とともに、ジブリ映画『もののけ姫』の舞台となった場所。
ブナの天然林が残る世界遺産!
言葉はいらない美しさ。
都会の喧騒から離れて、「遠くにきたんやなあ」と思った瞬間。
真夏の摂氏19度
前半二日はかんかん照りで日焼けて火照って大変だったのだけど、
三日目は生憎の雨。
朝は曇っていて涼しかったので、旅館の周りをぐるりと散歩。
そして霧のかかった道を、酸ヶ湯温泉に向かって車で走る!
www.sukayu.jp
またもや峠越え(運転ありがとう)をしたのだけど、寒すぎて・・・
山の上で食べた味噌おでんが美味しかったのと、
山奥に突然現れた硫黄臭い温泉、「酸ヶ湯温泉」にたどり着いて、
冷えてカサカサの身体をツルッツルにしてくれるお湯に浸かってリフレッシュ!
それにしても寒い寒い夏でした。
そこから向かうは八戸!
八戸での写真が一枚もないのが不思議だけど、
銭湯に行って、地酒を楽しんだ夜でした!
まんず(めっちゃ)、よかった。最高の旅をありがとう。